本とダイアリー

金曜日あたりに更新していきたいな。

【日記】図鑑の話

冬休みの季節になると、さんぴん茶と図鑑を思い出します。

 

わたしは母子家庭で育ったので、長期休みはおじいちゃんとおばあちゃんにお世話になっていました。なので友達と遊んだというより、小さな島で一人で遊んでいた思い出が多いです。

さみしくはなかったです。というか、むしろ、楽しかったです。

 

おじいちゃんは朝早く起きて、さんぴん茶を入れるのが日課。農業を生業にしていたので、毎日自宅からちょっと離れたところにある牛小屋に通っていました。私も(無理やり)起こされて後ろをトボトボついていってました。おじいちゃんのさんぴん茶が入った水筒を持って。眠いのなんの。

牛に草をあげて、にわとりに餌をあげて、畑の様子をみて、一休み。そして明日の牛の分の草刈りをして、帰宅。わたしは小さな体で畑仕事を手伝っていました。今振り返るとだいぶ邪魔してましたけれど。

そのあとおじいちゃんは昼寝。おばあちゃんは午前中で家事をやって、これまた昼寝。わたしは、暇。そんなとき、物置小屋を物色するのが一番の楽しみでした。ちいさなおうちでしたが、物はだいぶ多かったので。

そこで見つけたのが、母がちいさいころの図鑑。出版社もタイトルも忘れましたが、10冊ほど発掘。わたし史上最大の発見。

それからはずっと、畑仕事が終わってみんなが寝静まった昼間は、図鑑が友だちでした。

さかな図鑑やどうぶつ図鑑。古い本だったので、すべて手書きの挿絵でした。お気に入りだったのは、未来の図鑑。古い本だったので、未来の話がだいぶレトロフューチャーでした。歩道がパイプとか、空飛ぶ車とか、そういうの。

読書のお供は、朝おじいちゃんが入れたままの、冷たくなったさんぴん茶。当時から猫舌だったんです。

冬休みの季節になると、こんなことを思い出します。

 

その図鑑はもう手に入らないと思います。でも、それに似た図鑑は欲しいです。

今はどんな図鑑が売られてるんでしょう。写真の図鑑も素敵ですが、やっぱり手書きの挿絵がいいなぁと思っております。

本屋に行きたいけど、不要不急は避けなきゃいけないからなぁ。回数をへらさなきゃいけないからなぁ。

来月行きます。

それではまた明日。おやすみなさい。